まさか、30分の誘導瞑想をする日が来るとは!
2019年からTM瞑想を続けてきた私だけれど、今回開催したInfinity Labのテーマは「瞑想の科学」だった。そのため、この一カ月はほぼ毎日、ジョー・ディスペンザー博士の誘導瞑想を三十分ほど実践していた。
その中でも、「I'm ready.」という瞑想が、特別だった。
何が特別かって、聴いているうちにグッとくるものがあるのだ。YouTubeのコメント欄を読むと、涙を流したというコメントが数多く寄せられている。この瞑想を体験した人たちが、何かに触れている。それは確かなことだった。
だから決めた。この瞑想を日本語に訳して、Webinarでライブで誘導してみよう、と。
AIの時代である。簡単に日本語版が作れる。まずは英語版を文字起こしして、それをAIに日本語として自然になるようにアレンジしてもらった。技術的にはあっという間だ。
問題は、そこからだった。
後は読むだけ、と言っても、私は誘導瞑想を三十分も読んだことがなかったのだ。どんな速さで、どんなトーンで、どんな間を取ればいいのか。ジョー・ディスペンザー博士の話し方を何度も聴いた。日本語の誘導瞑想も少し聴いてみた。そして、真似してみることにした。
この瞑想は三十分のものだったから、読む速さによって、ちゃんと三十分になるかどうかが決まる。速すぎても遅すぎてもいけない。でも本番では、時計を見ながら読むわけにもいかない。
先ほど、アーカイブを観てみた。
ちょうど三十分になっていた。
びっくりした。時間を測っていなかったのに。タイマーもセットしていなかったのに。私の中で、ジョー・ディスペンザー博士の速度になんとなく共鳴できていたのかもしれない。一カ月毎日聴いていた彼のリズムが、体に染み込んでいたのだろう。
そして何より嬉しかったのは、実際に私の誘導瞑想でよい瞑想体験ができたと参加者から伺えたこと。安心した。自分でも聴いてみたけれど、淡々としたしゃべり方が、誘導瞑想っぽく仕上がっていた。我ながら悪くない。
ちなみに、Zoomのバックグラウンドに瞑想音楽も流していたのだけれど、音楽モードにしておけば、BGMもちゃんとつけることができることも発見した。これは使える。
今後も、誘導瞑想を体験できる場を提供するのも良いのではないかと思えた。
三十分という時間が、私の中で何かと共鳴したあの感覚を、もう一度味わってみたい気もする。
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