過去と今と未来の花火

HPがまだ復旧しない。

消えてくれてよかった。


何かを失うたびに、

創造性は筋肉のようにたくましくなっていくらしく、

私は今日もずっとPCに向かっている。


そして19時。

いつもの、年末の土曜日の音。

ああ、今年もちゃんと

時間は流れている。

年末の土曜日、夜7時。

気づけばここに立っている。


特別な約束をしたわけでもなく、

ただ、流れの中で。


同じ場所、

同じ空、

同じ時間。


でも、

同じ花火を見た年は

一度もなかった。


あの頃の私と、

今の私と、

これからの私が、

一瞬だけ重なる。


音が消えたあと、

胸に残るのは

「また一年、生きた」という

静かな実感。


今年も、

ちゃんとここに辿り着けた。

それだけで、

もう十分だと思えた夜。

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