観葉植物たちが、休眠期に入る前のラストスパート

 今年は創作活動にぐっと集中してきたのですが、その傍らで観葉植物たちが毎日小さな変化を見せてくれました。水と栄養を切らさない程度の世話しかしていないのに、どの株も驚くほど元気に育っています。

 1月のセブ島旅行から帰ってきたあと、ほとんど枯れかけていたポリシャス・フルティコーサは、むしろそこからの再生が力強かったのか、今までで一番茂りを見せています。

 そして昨年の今ごろ、天井に届きそうなほど伸びていたアルテシマ。昨年の秋に株分けをして以来、現在1本だけが順調に成長しているのですが、もう1本は、葉と枝がしっかりついているのにも関わらず、生育期なのに休眠しているかのような状態でした。

 そこで、ChatGPTに相談。アドバイスを受けて、エネルギーを一方向に集中させるため、余分な葉や枝をカットし、根も整理。しばらくは水耕栽培に切り替えてみることにしました。1年以上眠ったままの芽が、これで動き出すのか──小さな実験です。

 こちらは順調に育ってくれています。

 けれど、実家に預けた株のほうが発色そのものは美しく、生命力に満ちているように見えます。ただ、頻繁に様子を確かめられないぶん、先週訪れたときには葉の一部に変色が見られました。私が水の様子を見られないので、ずっと給水のパイプを挿しっぱなしで、水のあげすぎが原因かと思われます。

 家で育てる植物は、世話をする人の目と手があってこそ健やかでいられる。放っておかれれば、どんなに強い株であっても無力になってしまうのだと、改めて思わされました。


 そのほか、パキラも“モンスター級”に成長してきたので、一回り大きな鉢に植え替えました。パキラはもともと生命力が強い植物。鉢を広げたことで、さらにのびのびと成長してくれるのではと楽しみにしています。

 思い返せば、以前登山中に野生のパキラを見かけたことがありました。その高さと迫力に驚き、観葉植物としての姿とのギャップに衝撃を受けたのです。部屋の中で育てている株も、あのポテンシャルの片鱗を見せてくれるのかもしれません。800円で迎えた頃は20センチほどだったのに、今では1メートルを超えました。

 休眠期に入る前のラストスパート。今は惜しみなく、植物たちに最適な環境を整えているところです。これからどんな成長を見せてくれるのか、私自身も楽しみです。