最後の仕上げは「オゾンの魔法」

 実家のアパートをリフォームした後、最後の仕上げとして「オゾン脱臭器」を使ってみることにしました。きっかけは、いつものようにChatGPTに相談してみたら、まさかのAmazonリンク付きでおすすめ機種を即案内してくれたこと。「オゾン脱臭って業者に頼むもんじゃないの?」という思い込みを見事に覆されました。

 しかも、紹介されたのは業務用レベルなのにコンパクトなモデルで、出力10,000mg/h。お値段なんと4,999円。完全に“ダメ元でやってみよう価格”だったので、即ポチ。そして、ちょうど実家に行く予定があったので、ついでにオゾン脱臭デビューを果たすことに。


 現地に着いて早速玄関を開けようとしたら、なぜか鍵がびくともしない。何度カチャカチャしてもダメ。新品の鍵のはずなのに…と姪にも試してもらったら、「トン…」という音が。え?誰かいる? ホラー展開か?と焦ったのも束の間、姪がゴッドハンドで両手引きしたら──普通に開きました。なんだったんだ、あの間。急に夏の気温になりましたし、気圧差だったのでしょう。

 気を取り直して、オゾン脱臭器をセット。タイマーは30分。念のため長めにして、いざ起動!

……のはずが、戻ってみたら「何も変わってない?」嫌な予感。本体は光ってるのに、ファンが回ってない……はい、ブレーカー落ちてました。犯人は私です。


 再起動して30分後、再び中に入ってみたら──おお、オゾンの独特な匂い! これは来た! という感じ。目に見えないけど、確実に空気が“リセット”されてる感覚がありました。

 香りでごまかす芳香剤とは違って、オゾンはニオイ分子を酸化分解して無臭化する“空間の科学”。「人に頼る前に自分でやってよかった」そんな気持ちになる経験でした。

 これはもう、あと一回やれば完璧。オゾン、すごすぎ。