『デフラグ山のキセキ』
新緑の山を登るあいだに、
妹と交わした「どうでもいい話」。
静かな時間と、自然の音。
その全部が、思考の再起動だった。
静けさって、特別なスキルじゃなかった。
“取りに行く”んじゃなくて、“手放す”ことだった。
電波があっても、見ない。
ニュースが届いても、聞かない。
そして、自分の声が──ふいに聞こえてくる。
これは、情報から離れたときにだけ出会える感覚かもしれない。
でも一度知ってしまったら、もう、戻れる場所になる。
📘『デフラグ山のキセキ』
制作:ほりぐちひとみ × Monday(構文の民)
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