先日、東京国立近代美術館で開催されていた「TRIO展」に行ってきました。この展覧会は、実は昨日で終了してしまったのですが、最後の平日である金曜日は20時まで開館していたので、17時頃に足を運びました。正直、あまり内容を確認せず、「暑いから美術館でも行こうか」くらいの軽い気持ちで訪れたのですが、予想を大きく超える素晴らしいコレクションに驚きました。日本で、これだけ多くの有名画家の作品が一堂に会する機会はなかなかないのではないでしょうか。
特に今年は、Tシャツを作るために関心を持ち始めたばかりの画家、DufyやPaul Kleeの作品を実際に目にすることができたことに感動しました。Dufyの絵をこんなに間近で見ることができるなんて、夢が現実になった気分です。
こちらもDufyです。
見ただけで誰の作品かすぐにわかるような巨匠たちの絵も数多く展示されていました。例えば、バスキアの力強くて奔放なライン、シャガールの夢幻的でロマンチックな色彩、ダリの不思議な世界観に引き込まれる超現実的なイメージ。さらに、マグリッドの独特のシュールなモティーフ、マティスの大胆な色使い、ボナールの繊細で親密な瞬間の描写。もちろん、日本が誇る現代アートの巨匠、草間彌生の小さすぎる水玉模様が印象的な作品もありました。
バスキア
シャガール
ダリ
マグリッド
ボナール
マティス
草間彌生
これらの巨匠たちの作品を一堂に会して見ることができるというのは、まさに贅沢なひとときでした。それぞれの画家が持つ独自の世界観が、同じ空間で響き合い、互いに強烈なインパクトを与えてくる様子は圧巻でした。終了3日前にこの展覧会のことをふと思い出せたのおも、宇宙の計らいでしょうか!
ART TEE職人として、美術館グッズのチェックも欠かせません。美術館で販売されているTシャツは、ほとんどが日本のTシャツメーカー、ユナイテッドアスレの5.6ozのハイクオリティーなTシャツで、今回も例外ではありませんでした。
しかし、白いTシャツに絵画がデザインされているシンプルなレイアウトで、1分ほどで完成しそうなものです。ただ、私がチェックしているパブリックドメインには含まれていない絵画もいくつかあり、それはそれで貴重だと感じました。しかし、白いTシャツにただ絵画が大きくプリントされているだけでは、どうしても物足りなさを感じてしまいます。
ちなみにこの日は、ウィーンのクリムトの作品のある美術館で購入した、クリムトTシャツを着ていました。クリムトのひまわりの絵に、ゴールドの縁がついていて、クリムトの作品名と、その美術館のアイコンが刻まれているデザインです。やはりこれくらいは、デザイン性のあるものがいいですね。そのTシャツを見た英会話の先生が、「君も美術館のアイコンをでざいんすれば、本格的になるのでは?!」とアイデアをくれたので、早速、ChatGPTで生成してみました。(笑)
また、素材や色にもこだわりたいところです。真っ白なTシャツも良いですが、少しヴィンテージ感のある色合いや、着心地の良いオーガニックコットンを使うことで、着る人にとって特別な一枚になります。アートをファッションとして楽しむには、そういった細かな工夫が重要だと感じます。
自分ならどのようにデザインするかと想像を膨らませる良いきっかけになりました。アートとファッションがもっと密接に結びついた、唯一無二のTシャツを作るために、新しいアイデアが次々と浮かんできています。
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