気づけばヴィンテージに。

 『Grit & Glamour:アパレル店長物語』の「プラダとジムと私」という章を明日のメルマガで配信予定です。そこには、私の特別な思い出が綴られています。

 2004年の夏、セール期間中に月商4000万円を達成しました。この頃はまだ5000万円という大きな目標には届かなかったものの、渋谷店の最高記録ということで、自分への褒美として初めてブランドバッグを購入したのです。

 最近、オンライン英会話の際に、このエピソードを話す機会がありました。フィリピン人の先生から「どんなバッグなの?」と質問され、自宅で受講していたこともあり、実際にバッグをお見せすることができました。

 27歳の先生に「20年前だなんて、ひとみさんの娘さんのようですね!」と言われ、ふと気づいたのです。このプラダのバッグが、もう20年も私と共にあったことに。気がつけば、Vintage(ヴィンテージ)の域に達していたのでした。

 長年連れ添った思い出の品が、時を経てより価値あるものになっていく。それは、私のキャリアの軌跡とも重なるように感じられました。

 ところが、そんなに頻繁に使っているわけではないので、まだ綺麗です。色は元のものより濃くなったかもしれませんが!20年経過しても、色褪せないところが、流石PRADAです。