自由なおばさんとロボットウエイター。

 おばさんである私と姪たち、そして甥とで、近所のファミレスへ急遽行くことになりました。いつもなら両親も一緒なので、この珍しい組み合わせに、みんなの心がワクワクしているのが見えます。彼らは私を「ひとみ」と呼び、みんなの笑顔に囲まれ、私も子どものような気持ちになれるのです。

 そのファミレスは、10年前に訪れたことがありましたが、今はウエイターがロボットに変わっていました。その変化に少し驚きました!

 そのロボットウエイターは、YouTubeで耳にしたことのあるBGMに合わせて、スムーズに食事を運んでくるのです。驚くべき精度で、テーブルの前に到着するその様子は、まるで未来から来たようです。

 隣のテーブルの人は、ロボットウエイターが到着しているのに、なんと、YouTubeに夢中で、なかなかピックアップしません。その様子を見た姪と甥は、「教えてあげたほうがいいかな…」とつぶやいています。私は言いました。「ロボットがどのような動きに出るか、見てみよう」と。すると、みんなは笑いを殺しながら、ニヤニヤし、ロボットに気づくのを静観していました。

 ようやく気付いたようです。そして私はみんなに聞きました。

「ロボットはどうやって気づかせたでしょうか?」

「何もしないで待ってた」

「正解!黙って待ってたね」

みんなは、ゲラゲラ笑って、最後にデザートも追加。その上機嫌さは言うまでもありません。


 そして、会話は不思議とストレスの話題へ。私が「ストレスは全くない」と答えると、小6の姪がドヤ顔で言いました。「だって、好きなことをして生きていて、自由そのものだもん。ストレスなんてないでしょ!」

 私は彼女に微笑み、「そして、人のために何かをする余裕もある。よくわかってるね」と答え、彼女の成長に関心しました。(笑)

 彼女は明日、「卒アル」の撮影があるとのことで、デザートを阻止しました。すでに学校から帰ってきてアイスクリームを食べていたそうですが! 

 明日はどんなポーズで撮るのか、楽しみですね。将来、この日のことを「卒アル」の写真を見ながら思い出すことでしょう。