水曜日なので、何か映画を観ようと思って話題の映画にでてきた『リトルマーメイド』を選びました。日比谷よりも日本橋のTOHOシネマズの方が空いているようだったので、プレミアシートの真後ろのど真ん中をGETです。でもたいてい思うのですが、視力がいいので、もう少し後ろでもよかったなぁと。(笑)
『リトルマーメイド』は、劇団四季でも見たことがあって、そのときとても感動したんですよね。映画実写版だとどうなるでしょうか?
主役のアリエルはどの人魚かしら? お父さんのトリトン王が人魚たちを集めてミーティングしているシーンがでてきまして、「あ、お父さん、ペネロペの旦那のハビエルだ!」というのを確認してから、人魚たちを見ていくと、実に多様性。髪の色がピンクの美人の人魚がいたので、あの人がアリエルかしら?と思っていたら、アリエルはそこにいません。
アリエルは、海の中に沈んでしまった船が漂う場所で、宝物を探しながら、泳いでいました。赤毛よりもオレンジ色のヘアをした人魚で、あれ?イメージと違うと思いました、さらにアニメとは違う肌の色であることも、想定外でした。でもきっと、映画を観ているうちにアリエルに違和感なくなっていくのかなぁと思いながら…。
すごいですよ。海のシーンがリアルすぎて、美しい。映像酔いギリギリくらいの、水の中遊泳しているような感じ。
地上でのスコールに見舞われる船も大迫力でしたし、カニのセバスチャンも、カツオドリのスカットルも、熱帯魚のフランダーもかわいい!スカットルは、ラップも歌っていましたが、オーシャンズ8に出ていた、中国系アメリカ人オークワフィナ。今知りましたが、彼女はラッパーでもあったのですね!
そして、アリエルの歌声。物語のクライマックスで「Part of your world」ではなくて、結構最初のほうに歌い始めてしまうので、このシーンはすぐに来る覚悟を持っていた方がよかったです。素敵な歌声で、11歳のころYouTubeにビヨンセの歌をアップしたところ、ビヨンセに見出されたそうなのです。
今回特に印象に残ったシーンは、叔母アースラがアリエルの美声と引き換えに、人間にしてあげるシーンです。このシーンが映画の中で一番よかった。(笑)ものすごく怖いのです。
壮大な映画でした。私は最初にあれ?と思いましたが、内容的に面白かったし、相当コストもかかっていて、すごい映画だったなぁと感じていたとおりのクレジットの長さ! これまでで一番最長な気がします。2時間を超える映画だったようですが、時間を感じさせないほど、楽しく鑑賞しました。
以下に、海の中を泳いでいるシーンのメイキングがあったので、リンクします。
それから、いつものようにレビュー動画をいろいろと視聴してみたところ、この映画は上映前から、いろいろと言われていたんですね。アニメでは白人なのに、どうして黒人を起用したのか?ということを。しかし一方では、黒人の女の子たちが、とても喜んでいるそうです! そう言えば、アジア人のような人魚もいましたし、海の底でもダイバーシティだったのは、ディズニーの意図なのではないかと思いました。『リトルマーメイド』は、人魚と人間の世界をつなげましたし、世界を一つにするための挑戦の映画だったのですね。
帰りの道で、橋を渡っている時、パシャンと音がして、一瞬人魚かと思いました。(笑)
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