ほとんど日本映画は見ないのですが、『レジェンド&バタフライ』を1D1U コミュニティーの中でオススメしていた方がいたので、TOHOシネマズデーに行ってきました。試写会なども行われる宝塚劇場B1にある広い映画館で観る戦のシーンは迫力満点でした。
織田信長と濃姫の半生を描いたラブストーリーです。桶狭間の戦い、比叡山焼き討ち、本能寺の変など、すっかり忘れていた歴史の時間に覚えた単語が、つながった瞬間でした。私の近くに座っていた男性は、歴史好きと見えて、映画の反応が良すぎてとても楽しそうで羨ましかったです。(笑)
木村拓哉さんの演技は、ほとんど観たことがないのですが、(笑)織田信長にぴったりというかんじで、とてもなじんでいました。若い時代のメイクは、本当に20代に見えましたし、それにともなう身体の動きにアジャストした俳優魂も凄いです。乗馬や殺陣シーンもストイックに練習されたんだなと、完璧な動きです。
そんな信長の奥さんの「濃姫」を演じた綾瀬はるかさんも、乗馬や殺陣、弦楽器もこなされ、アスリートのようなしなやかな身体の動きが生き生きと伝わってきて、こちらもプロ意識の高さに異次元を感じました。
そんなメインの脇を固める、明智光秀を演じた宮沢氷魚さん。めちゃくちゃカッコイイですね。彼はクオーターで、インターナショナルスクールにも通っていたみたいで、英語もペラペラなんですね。信長の下にいましたが、寝返ろうと思った瞬間のあの演技は、最高でした。
濃姫の筆頭待女を演じた中谷美紀さんも素晴らしかったです。着物が似合いすぎましたし、待女ながら、佇まいから醸し出される存在感が神々しかったです。
周りの俳優さんたちの輝きの素晴らしさ、それぞれのスピンオフがあってもいいんじゃないかと思うほどの存在感でした。
ですので、3時間くらいある映画が、まったく飽きずに観られました。総製作費20億円と言われる、東映70周年の記念ムービー。これは見る価値があります。最後、La La Land風味もありました。(笑)
それにしても、戦国時代って本当に大変でしたね。同じ日本の中なのに、領土争いが繰り広げられ、桶狭間の戦い、比叡山焼き討ち、本能寺の変など、戦は悲しくて辛いものですが、そんな昔の人たちの存在があったからこその平和な世界なんだと、先祖にも感謝です。
凄い結束感、結集間、コロナ禍に撮影されたとは思えないほど密集していましたが、そこまでしても届けてくださった映画製作者の皆さんにも感謝したいです。すごい映画でした。
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