秋のCHANEL展に続きまして、Dior展が東京現代美術館にて開催されています!
CHANELは、シンプルでエレガントなブラックドレスとCHANEL N°5という、ファッションの歴史を変えたココ・シャネルが強い印象にありますが、クリスチャン・ディオールに関しては、メゾンの創設者クリスチャン・ディオールからイヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、現クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリに至るまで、歴代のクチュリエが手がけたオートクチュールという、アーカイブの多さが特徴です。なので、コレクションに参加している有名なデザイナーが手掛けたドレスが、同じフロアーで一同に見られるという、豪華絢爛さなのです。
入口すぐのセクションは、和紙で作られたフューチャーリスティックな時空が歪んだようにも見える不思議な空間に、花弁が投影されており、ディオールが日本進出したころの物語を知りながら、枝の被り物と花鳥風月なドレスを纏ったマネキンたちに、夢と現実の境目がなくなりました。そして、歴代のクチュリエたちの展示へ。
イヴ・サン=ローラン、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズなどが隣り合っている!
クリスチャン・ディオールの経歴に面白い記述がありました。14歳の頃、手相を観てもらい、「あなたは一文無しになる。でも婦人によって成功し、非常に利益を得る。そして絶えず海外旅行をしなければならない」と言われたそうです。本当にその通りの運命を辿ったそうでした。だいぶお腹いっぱいになってきましたが、さらに次の展示がすごいことに!
現代美術館にこんな空間ありましたっけ? 斜面に夜会ドレスを纏った35体のDiorドレスがディスプレーされていて、その壁面にプロジェクションマッピング。この写真は、キャンドルで、そのほか、水の流れ、満月など、美しい光の映像と癒しを感じるBGMが流れていました。これは圧巻すぎる!(以下ショート動画アップしました)
次の部屋は、色別に分けられたドレスや小物が、壁にハンギングされておりました!
その次は、庭園の中のお花のドレスたちです。
この空間もとても素敵でした。天井から白い切り絵なお花が密度濃く垂れ下がっていました。この明るい空間から次は、突如星空の空間が出現します。アナログが、チームラボを上回っている!
また続きます。Diorのバッグ、白いアトリエへ続きます。
ご来場の皆様のファッションも素敵でした!
ようやく終わりの方です。全部周るのに90分くらいみておいた方がいいです。これまで行ったファッション展覧会のなかで、最高峰。これ以上凄いものにこれからも出会えないのではないかと思うほどでした。
建築家、重松象平氏が日本文化へのオマージュとしてデザインをし、新しい空間演出されたそうです。これを2,000円で観させていただくなんて、ありがたすぎます。小中学生は無料ですので、お子様とご一緒もオススメです。どこかチームラボ的な感じもありますので、飽きずに観ていられるでしょう。姪たちも連れて行ってあげたいです。素晴らしい展覧会。もう1度期間中に訪れたいです。ありがとうございました。
0コメント