7月15日を23年間綴ったラブストーリーということで、
映画が始まってから、「あ、今日は7月15日!」と気づき、
すこし得した気分になりました。
親友でいようと決めた男女の23年間の7/15。
7/15、毎年会うシーンが繰り広げられて。
23年も演じるわけですから、髪型が変わったり、住むところ、職業、
パートナー、洋服など、こんなにして、人生をつなげて観られるところに、
見ごたえがありましたし、人間ってこうやって変化していくんだ・・・と。
パリとロンドン。
観ていて、風景も凄く素敵でした。
時代の変化と共に変身するアン・ハサウェイ。
共演のジム・スタージェスって、カッコよすぎではないですか。
★メイキングムービーのサイト
途中から、物語の先が全く読めなくなって行きました。
こうなって欲しいとかも何もない状態です。
ただ、観させられているように感じるほどです。
でも、その観させられているというのは、
きっと意図のような気もしました。
7月15日を恋人ではなくて、親友として会っていくところに、
どう発展して行くんだろう? って観るほうは想うわけです。
それぞれに、恋人いるし、男性の方が結婚して、
子供も持つシーンもあったりして・・・でも会うんです。
段々、ただ会うだけの二人だから、二人が一緒になるなんて
別にどっちでもいい、みたいな感覚になっている自分に気付きました。
途中で投げやりに近い感覚になったのです。
し・か・し・・・・。
クライマックス。
「いるつもりで考えたらどうか」というセリフが
一番ぐっときました。
(観た方ならわかっていただけるかと・・・)
外側は変化していくのだけれど、
何か変わらないでいるもの。
変化を見せられていくので、逆にその中心になっているもは何か?
という感覚にもなっていったのです。
切ないところは、やっぱり苦しいけれど、
見ごたえと深みを感じる映画でした。
0コメント