映画『麒麟の翼』鑑賞。

映画『麒麟の翼』鑑賞しました。




刺された父親は「日本橋の麒麟の翼」の前まで、
どうにかたどり着いて、そこで倒れた…。
父親のメッセージは何だったのか?
殺人事件の真相を追っていく…。

容疑者はあがっているけれど、
捜査するごとにどんどん謎めいていく。

事件を事件として片すのではなく、
そこにある人間の思いを追求していくような捜査。

真実が見えたとき、人は何を感じるのか?

そんなストーリーの流れでした。

家族のあり方についてとても考えさせられました。
家族は事情聴取のときに、誰も父親が何をしていたか知らない…。
何度も何度も父親は息子と向き合おうとしてきたのに息子は父親嫌い。
真実が見えた時、初めて父親と向き合おうとした息子…。
もう父親はいないけれど。

先日観た『ALWAYS三丁目の夕日'64』も「父と息子」がテーマにありました。
たまたまですが、今日の夜のセッションでも「父と息子」の話。


「向き合う」って本当に大事ですね。
「言わなくてもわかるんじゃないか」。
そういう人ほど見えていないのかもしれません。
過去の自分に言ってますけどね。


たとえ、物理的に向き合うことが難しいとしても、
想像力を働かせて向き合うことはできると思うんです。


「真実が見つかれば愛になる」という言葉を読んだことがありますが、
淡々と真実を探求してみるモードに人はなったとき、
初めて心が平和に変化していくのではないかと思っています。


今日も心にすっと入ってきました。
起承転結の「転」の展開のあたりから、もっと集中したくなり、
思わず身を乗り出してしまったほどです。


家族のあり方について、
色々考えたり感じてみたい人にオススメの映画です。