名越康文先生が出演されていたので。




「オトナの女子力レッスン」という企画で、

女性誌6つと大塚製薬が協賛でトークショウがありました。

たまたま、ライブドアブログの広告で目にしたので行ってきました。



私が興味を持ったのは、「名越康文先生」がゲストだったからです。

2004年にTVでグータンという番組をやっていたのですが

芸能人の話を聞いて精神分析をする名越先生をみて、

自分もああいう人になりたい!と思ったことがあります。



ちょうど店長をしていた時期に見ていたのですが

私も店長として、スタッフたちの話を心まで深く

聞くことができるようになりたいと思ったのです。


それから、自然に1年後コーチングの勉強を始めていましたね。

そして、今は毎日人の話を聞く仕事になってます。


今日は、先生がどのような視点をお持ちなのか?

どんな言葉を使ってお話しされるのか?

そこに着目していました。



いくつも印象に残るお話がありました。

「これ、ブログに書かないでね」って言っていた話もいくつかあったのです。

大丈夫なところだけ会話で書き記しておきます。


・・・今、女性に求められる大人の知性とは?・・・


「ソフトインテリジェンスとある方がおっしゃっていた言葉で、
 それは何かというと聴く力、相手から引き出す力、
 相手からやる気を引き出す力だと思うのです」


・・・話が引き出される瞬間のことについて・・・


「インタビューをされるとき、相手に引き出す能力があると
 『自分、今いいこと言った!』って
 なる時があるんですけど、よく考えてみると、同じ自分なのに
 いいことが言えるときと、そうでないときがある。
 ということは、それって、聴く側が主導権なんですよ」



・・・精神科医の仕事とは・・・

「人から感謝されにくい仕事だなぁと思ったことがありました。
ふつうの医者と違って、治ったか治らないか?信用してもらえないので。
でも、そこで気づいたのは、感謝を求めてはいけないということ。
最高の状態というのは、『あの先生によくしてもらった』というのが
ないこと、援助されたのかどうかがわからないくらいがいい。
それは、『自分の力でよくなった!』とか『私が一人で立ったんだ』と
思ってもらうことです」



そのほか、60分の間にいろいろなことを聞けました。

ノートに書いただけだと、私も消化不良なので

どこかでしゃべらないと!とは思いますが(笑)


とにかく、共感できることが沢山ありました。

先生のお仕事との共通点は、「聴く」ということ、

なのでお話を聞かせていただいて、自分のやってることも

改めていい仕事に就いたなと感じることができました。



それにしても名越先生、実年齢よりも△10歳にみえました。

白いパンツにブルーのストライプのJK、中は紺色のワイシャツで

マリーンな感じでした。さわやかです。


途中、会場の人が質問をしたのですが、

その質問をした方は、すこし精神的な病をお持ちだったので

先生とのやり取りを見て、一瞬現場も垣間見えました。


「あなたが、『はい』と言ってしまうと、自分のことのように
 感じてしまうから、今は言わないほうがいいと思うよ」


全体に対して先生は答えようとしてくださったので、

質問者にそう投げかけたのです。

その細やかな配慮はとても勉強になりました。



・・・最後に会場にひとこと・・・

「自分の心の整理は難しいけど、心を制した人は、人生成功すると思います。
 ありのままの自分というよりも、こうありたいという自分になること」



医師というよりも、沢山のご経験からでてきた

名越先生のお考えを沢山聞けたような気がしました。

貴重なお話ありがとうございました。


ライブで観ることでTVや本とは違って

隣の人は、周りはどう聞いているのか?というところまで

みられるところもまた、ライブの面白いところだと思っています。