水曜日の昼さがり、銀座の映画館へ。映画館はマダムたちで満席状態でした。
幼児の多い映画館と同じ感じで、「あ、そこ笑うのか!」というマダムならではの笑いのつぼがあるようだ、と発見がありました。しかもこの映画は、そんなマダムたちに、より共感されるのではないかと言うという題材です。メリル・ストリープが母。ジュリア・ロバーツが長女。という豪華キャストも見逃せません!
幼児の多い映画館と同じ感じで、「あ、そこ笑うのか!」というマダムならではの笑いのつぼがあるようだ、と発見がありました。しかもこの映画は、そんなマダムたちに、より共感されるのではないかと言うという題材です。メリル・ストリープが母。ジュリア・ロバーツが長女。という豪華キャストも見逃せません!
父親の失踪と死で久々に集まった家族。お葬式のあとの食事の席で、母親の火種からみんな本当のことを口にし始めて、家族の秘密が暴かれていくというストーリーです。家族の本音トークが恐ろしい感じで描かれていました。
母親(メリル・ストリープ)は癌を患って以降、薬物を口にするようになって、ときにハイになり、もともと勘が鋭いのもあって、みんなに毒を吐きまくるんです。そこに真面目すぎる長女(ジュリア・ロバーツ)は、コントロール欲が強すぎて、自分の思い通りに全てを動かそうとして、母親、不器用な次女、自由奔放な三女、娘も守ろうとするあまり指示を出し過ぎてしまい、逆に破壊してしまうということを繰り返している。そういえば、ジュリア・ロバーツは、『食べて、祈って、恋をして』でもコントロール欲の強い主人公を演じていましたね。
でも、あまりにも「秘密」がディープすぎて、そりゃ、守ろうとしたいよね、と長女をかばいたくもなります。結局は、母親が次々とこれまで隠し通していた事実をどんどん吐き出しまい、隠し事は全て清算を迎えるわけです。
でも、秘密を全部吐き出して、結局は自分から孤独になっていく母親・・・。本当は何を一番望んでるのでしょうか・・・。結局長女も形は違えど、同じ孤独になっていくわけです。
「あなたは本当のことを打ち明けますか? それとも守るために隠し通しますか?」という問いを、ラストシーンの長女のあの顔によって、見る者に結論を委ねているようでした。
あまりにも演技も内容もリアルすぎて、逆に「演技しているなぁ」という風にしか思えなくなるという、しかし、これは舞台が映画化されたものであると知って、確かにそういう伝わり方をしていたんだなと思いました。その迫力は見どころ間違いありません。私は、英語学習中というのもあって、英語を聴くので精いっぱいになってしまいましたが、音楽も注目のようです。
それにしても、メリル・ストリープってやっぱりすごい!なんといってもそれが一番印象的でもありました。
★予告編
★メリル・ストリープ インタビュー
★公式HP
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