映画『ブルーバレンタイン』観賞。(2010)

 映画、ほぼ毎日観ています。今日は『ブルーバレンタイン』、他1本を観ました。ライアン・ゴズリングって、ほんとラブストーリーには欠かせませんね。私の中では、観れば観るどカッコイイなぁ、でもちょっと、いつも悪だなぁ、という印象です。(笑)




 あらすじは、結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。妻は正看護師の仕事で忙しいが、旦那は塗装の仕事で、妻と子供を愛して暮らせればいいという考え。実は、娘は旦那の子供ではなく、旦那に出会ったころ、直前まで付き合っていた人との子供を育てているという関係。かつては、愛した二人だったが、現在は妻は旦那に愛想を尽かしている…。

 映画は、現在の二人と、過去の二人の様子が交互に映し出されながら流れていきます。あんなに愛し合っていたのに、今ではこうなのか…愛し合うことを続けるということは大変そうだし、とても辛いことのよう…。過去と現在の温度差が、観ている方の感情の動きの幅も大きくして、一人で家で観ていたのもありますが、嗚咽状態で泣きに泣きました。

 旦那の愛は重く、妻は完全に拒否。拒否してしまう理由も、過去のことにも関与しているのでしょうが、シンディーが一番困っていた時に、ひょっとあらわれたディーンが、そのときハマってしまっただけなのかなって。
 もともと価値観が違うどおしで、一緒の方向を向いていない感じは、やっぱりうまくいかないシナリオなのでしょうか。

 心を完全にシャットダウンしてしまったときって、相手に何を言われたって、開けるものか!って、むしろ、こじ開けられようとすると、さらに閉めたくなっていく。頑なに心を閉ざし続けるシンディを観ていることが、私は一番辛さを感じました。

 こんなとき、どう接して貰ったら嬉しいだろう。どう接すればいいんだろう? この映画、人ごとではないですね。