映画『二ツ星の料理人』(原題:BURNT)鑑賞。


 
 熱い!程よい熱さのヒューマンドラマでした。ブラッドリー・クーパーファンとして、かなり接近した映像が多いのも、目が離せなくなってしまった要因です。(笑)カッコよすぎます。久しぶりにモチベーションアップ系の映画でした。本気になりたいひと、必見です!

 有楽町ビックカメラ8F「角川シネマ」にて。初めて訪れましたので、一番おすすめの席をネットで調べて、書いてあった通り、「J8」にしてみたところ、本当に見やすい位置でした。

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 あらすじは、二ツ星シェフのキャリアをドラッグで自ら滅ぼしてしまったAdam Jones (Bradley Cooper) が、3年間かけて自分をクリアにし、心機一転ロンドンへ。3つ星レストランを目指して奮闘するストーリーです。

10の見どころとしては、

①シェフの目線、感性とは?②三ツ星としての基準とは?③完璧主義者アダムの心境の変化とは?④チームワークとは?⑤人が恋に落ちるとき。⑥料理がおいしそう!⑦厨房の熱ーい舞台裏。⑧ライバルの存在意義とは?⑨ラッキーな人とは?⑩ロンドンの風景

 
 感動して涙も流してしまいました。そのとき、思い出していたのが、マクドナルドに勤めていたときのことです。ミシュランのような感じで、本部から年に2回、抜き打ちでチェックがやってくるのです。

 私は、それにかなり命を懸けていて、(笑)グランドオープンにかかわった2店舗目では、5期連続トリプルAを獲得しました。その前の店は、1年8か月いたけれど、トリプルAを獲得したことがなかったので難しいものです。 連続してAAAを獲得するためには、そのための準備では間に合いません。日々、ハイクオリティを維持する基準の高さが必要なのです。毎日の普通がハイクオリティであること、習慣になってしまえばシンプルなことでした。

 その次の店で私は、点数に納得がいかなかったとき、店長を差し置いて、チェックをつけた上司に勝手に、「どうなってるんですか?!」とメールを出したことがありました。のちに店長に激しく怒られましたが。若気の至りではありますが、自分のビジネスをするタイプには向いている資質だと思います。(笑)

 また、自分ひとりが激熱でも、だめだということもほかの店で学んだなぁ。舞台が厨房ということもあって、久しぶりに過去の自分と重ね合わせるところ満載の映画でもありました。
 なぜか、いまだにマクドナルド時代の夢を見るのですが、この映画を見てカタルシスが起きたことで、もしかしたらその火種もついに消えるでしょうか。自分の過去の熱にもニュートラルに触れることが、これからの飛躍につながるのかもしれません。