写真の構図。

 先日のピアノリサイタルの写真を撮影した美帆さんが、写真撮影の裏側を彼女のブログに綴ってあって、おもしろいなと思いました。★写真の構図:心地よい距離のつかみ方

 ポイントとしては、いろいろな場所から写真を撮ってみることだそうです。確かに、ピアニストの全体像から、後姿、手元、会場の隅から、ロフトから、近距離からの同じ目線での顔入り写真とありました。

 私はその記事を書くとき、ブログの言葉にあわせて写真を並べていきました。さまざまなアングルがあったことで、すんなりと並べ方が決まっていったのです。だから、そういうふうに意図されていたのか?! と発見がありました。

 きっと私が撮影するとしたら、ピアニストの一番の見せ所だと思う、手元ショットを撮ることを忘れてしまいそうです。その手元ショットの構図の切り方は、さすがにセンスがいいなと感心しました。

 そして、シャッターを押す瞬間は、「自分が心地よいところ」がポイントのようです。非常に感覚的なところに共感です。

 私も写真が好きで、毎日のようになにかしら撮ります。写真を撮っているとき、とくに花の写真を撮っていると、すごく気持ちがよくなってくるのです。

 一番きれいなところを切り取りたいと思いながら撮っています。



 昨日開花したハイビスカスは、今年一番きれいに咲くことができました。毎回観察していると、花びらの色や大きさ、開きかたなどが微妙に異なるのです。


 
 写真を撮ることで、物事の細かい部分に気づきます。いろいろな角度から被写体を見て、一番自分が美しいと思うところを撮ること。人の美しさを発見する目も、写真を考えながら撮る習慣からも、養われていくのかもしれません。