PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服@三菱一号館美術館

 オートクチュール(世界に一つだけの服)が発明された19世紀~狂乱の時代1920年代~1930,1940,1950年代と順々にオートクチュールの変遷を見られるという、豪華な展覧会でした。

 オートクチュールを創る人を「クチュリエ」と言うそうです。なんか、その音感、気に入りました。
 クリスチャン・ラクロア。ランヴァン。クリスチャン・ディオール。ピエール・カルダン。ジャン・ポール=ゴルチェ。バレンシアガ。シャネル。カール・ラガーフェルド。ラフ・シモンズ…。多くの方がどこかで聞いたことのあるだろう有名なデザイナーの作品が一挙に見られるのは圧巻です!

 ドレスの展示と言えば、ベルギーのモード美術館やロンドンで観たドレスコレクション展を思い出します。日本で服飾系というのは、余りないのではなかと思います。とても貴重な展覧会。5/22まで。Don't miss it! 
公式HP



 ここのコーナーだけ写真を撮ってOK。黒いドレスばかりだからOKだったのかしら? 他のドレスは、もっとキラキラしていますのでご安心を!



 どのドレスも細身ですね。これらのドレスを見ながら、美術館に来ている人たちの服も思わずチェックしてしまいました。やはり現代は、着心地重視でしょうか。人の体型も様々。ほとんどの人がここのドレスを着られません。昔の人もライザップ的なことは必要だったのでしょうか?(笑)



 オートクチュールをオーダーできたという昔の貴婦人たちを羨ましくも思います。あんなドレスを着たら、一体どんな気持ちになるんだろう? その一つ一つを見ながら、一体誰が着たのか? 想像するだけでも、タイムスリップした心地になれます。ときには、自分に置き換えてみたり楽しめます。



 オートクチュールとは、「注文通りに作ってもらうこと」です。たった1着のためだけに、その背景には、デザイナーや職人など、いろいろな人の手が加えられているのです。ちょっと似たようなことで考えてみると、私は、ボイトレも英会話も、コーチングも、ネイルも、体の施術も自分のために力を貸してくれる、オートクチュールなサービスにお金を払うタイプです。オートクチュールな世界で生きていくことは贅沢なことですね。自分のためにいろいろな助けがあるということも同時に気づかせてくれる、そんなメッセージも頂きました。
 先生の皆様、いつもお力をありがとうございます。そして、自分がオートクチュールになる。なんか壮大になってきちゃいました。