冷蔵庫を捨ててしまうと何が起こるか?

 「ヨガをしたら痩せるんですか? って聞かれるんですけど、心と体を作っていくものだから、そこではないんですよね」とヨガの先生が言うと、 「ですよね。結局自己管理でしょ」70歳の常連さんがそう続きました。
 もとはといえば、「小顔矯正とかって、どれくらい効果があるんですかね?」と聞いた人がいたところから始まった話です。

 週1のヨガもかれこれ5年目くらいになりました。相変わらず、股関節は硬いですが、体の可動域は確実に広がっています。これまで動かしたことのない筋肉が動くポーズをとるので、掃除じゃないですけど、なんだか隅々まで手入れをしているな、という気持ちよさがあります。
 実際、体も軽い感じが常にしているので、チカチカの信号をたまにダッシュしてみたり、駅はエレベーターよりも階段を好んで上ってみたりしています。
 
 ヨガをしてから、人に頼らなくても、自分でほぐすことができるという発見がありました。20代のころは仕事が忙しく、すぐにマッサージに頼っていましたが、今は自分でほぐしてしまえます。言われてみれば、自然と自己管理能力が高まって、余計なお金も払わなくて済んでいます。さすがに骨は動かすことが難しいので、カイロプラクティックへ行きますが。

 ヨガの先生の友達が、「冷蔵庫も捨ててしまった」という話を聞いたことがありました。冷蔵庫を捨ててしまうと何が起こるかというと、その日食べたいものを選んで食べる習慣になるそうです。
 冷蔵庫に何かが残っていると、「そうだ、残っているものがあるから、それを食べなくちゃ」という選択がなされ、自分が本当に食べたいと思っているものと違うものを食べる習慣もできてしまうそうです。そうすると、「自分が何を望んでいるか?」がわかりにくくなってしまうそうなのです。

 私は冷蔵庫はありますが、100%外食なので、その話を聞いて、確かにと思いました。冷蔵庫にストックするという発想もないので、無駄に買い込むこともありません。スイーツも食べたいときに1つ買って、終わりです。なので、お菓子のストックも置いてないです。ホテルの冷蔵庫のように。(笑)ボックスに入っているのは、コーヒー豆です。
 昔、部屋が狭かったころに、冷蔵庫を食器収納にしていて、さすがに友達に驚かれました。

 それぞれのやりやすい形があるともいますが、これが私のスタイルです。そうやって、1つ1つの選択が、結果として体に反映されるということなのだと思いました。


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