これまで、映画のレビューを書くときには、ネタバレしないように気を付けていましたが、私は映画評論家じゃないので、ネタバレしてもいいのではないか?! と、今日気づきました。本日よりネタバラしますので、閲覧注意です。
第90回アカデミー賞で作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』観に行きました。基本、何も情報を入れずに行きます。しかしすぐに、「エーリアン系は苦手」ということに気付きました。作品賞ですし、とても評判もいいですが、私にとっては感情移入できるところがなく…。
終わってから、ルーティンである、カイロプラクティクへ。先生の施術で顔の歪みが一挙に解消!若返りました。
そして、午前中の腑に落ちない感じをそのままにはしておけなかった私は、「よし!今日は2本立てだ!」と思い立ち、丁度帰り道であった日本橋TOHOシネマズを検索。すると、40分後に『15時17分、パリ行き』クリント・イーストウッド作品がありました。レディースデーですし、もし、私の好きな席後ろから2番目が空いていたら・・・と思って調べると、なんとJ席1席だけ空いていました! すぐにぽちっとしまして、第二ラウンドへ。
意外と日本橋TOHOシネマズは初めてでしたが、ここは最新&椅子の傾斜も最高ですね! スタバのコーヒーで手を温めながら、鑑賞し始めました。
第90回アカデミー賞で作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』観に行きました。基本、何も情報を入れずに行きます。しかしすぐに、「エーリアン系は苦手」ということに気付きました。作品賞ですし、とても評判もいいですが、私にとっては感情移入できるところがなく…。
終わってから、ルーティンである、カイロプラクティクへ。先生の施術で顔の歪みが一挙に解消!若返りました。
そして、午前中の腑に落ちない感じをそのままにはしておけなかった私は、「よし!今日は2本立てだ!」と思い立ち、丁度帰り道であった日本橋TOHOシネマズを検索。すると、40分後に『15時17分、パリ行き』クリント・イーストウッド作品がありました。レディースデーですし、もし、私の好きな席後ろから2番目が空いていたら・・・と思って調べると、なんとJ席1席だけ空いていました! すぐにぽちっとしまして、第二ラウンドへ。
意外と日本橋TOHOシネマズは初めてでしたが、ここは最新&椅子の傾斜も最高ですね! スタバのコーヒーで手を温めながら、鑑賞し始めました。
パリ行きの高速列車タリスの風景とそれに乗る人のスーツケースから始まり、突然、仲良し青年3人組がでてきて、その幼少期から物語は始まりました。
校長室常連の問題児扱いを受けていた3人は、戦争ごっこが好きでした。青年になって、二人はアメリカ軍に入隊します。ある日、久々に3人でヨーロッパ旅行をしようということになり、イタリア、アムステルダム、そしてパリ行きの電車に乗るという・・。そう言えば、あのワインレッドのタリス、「パリ~ブリュッセル」で乗ったことがあります。
たまにタリスの映像が挟まれながら、幼少期が終わり、青年期に入っていきました。この感じ、クリント・イーストウッドによくある、伏線の作りかたですよね。特に、『ヒアアフター』の映画を観たときに匠すぎて驚きました。物語が進んでいきながら、最後のほうで一気に結びつくというもの。要するに、全て必然なんです。どうなるんだろう? と思いながら…。
それにしても、ドキュメンタリー映画風な映し方ですし、途中のイタリア観光シーンで、演技が素過ぎて、あれ? てちょっと思ったんですよね。
アムステルダムのあと、「パリどうする?」なんて話しているシーンがありました。でもそのうちの一人が、「人生の大きな目的によって導かれているような気がする」と言います。「もうパリ行きのチケットは買ったから行こう」と。
それで、「15時17分、パリ行き」のタリスに乗車するのです。すっかり青年になった3人は、「人を助ける」ことが自分たちの使命のように感じており、電車に乗るご老人にも、やさしく接していました。子供時代は校長室に呼び出されながらも、実は敬虔なクリスチャンで、「僕を平和の道具に用いてください」ということもお祈りしていたのです。
そして事件が起こります。
子供時代からのことがすべてここで一気につながってきて、「号泣」。まさか、子供のころから願っていたことが、こんな形で起こるなんて。神様に願いは届いていたのです。こんなに泣いたのはいつ以来でしょうか? 肩がひくひくするほど。
クリント・イーストウッド87歳は、映画で世界平和を作ってしまうような巨匠なんですね。フランス人がアメリカ人に勲章を贈って、称えているところに涙が止まりませんでした。
さらに終わったあとに、クリント・イーストウッドにびっくりさせられました! なんと、「本人たちを起用」して撮影していたのです?! あの3人は2015年の事件を体験した3人そのものだったのです。乗客まで! 事実に基づいたストーリーというのはよくありますが、事実を本人が演じたら、それは基づいてなくて、本物だったのです。本当に信じられない!(笑)
私も自分のやっている仕事のリアルを伝えたくて、クライアントさんと一緒に『me,too』を作っていますが、なんか、自分が大切にしていることにも改めて気づかせてもらいました。「事実を伝えること」。いろいろ編集しなくてはいけないと、10年くらい試行錯誤しすぎたなと、自分へのメッセージも同時に受け取ったのです。だから早速、ネタバレを気にしないで、書けるようになったのです。(笑)
クリント・イーストウッド、に感動しました。87歳で、まだ新しい、やっていなかったことに取り組んでいらしゃるなんて。私もブレイクスルーします。ありがとう、クリント・イーストウッド!!!
★映画『15時17分、パリ行き』公式HP
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