友人宅インテリア「アイビーの装飾」完成。



 この壁にアイビーを生き生きと飾るにはどうしたらいいか? 街のカフェや商業施設のグリーンのデザインをいろいろと見ながら想像を膨らませました。私のイメージの中では、レンガの壁紙を貼れば、アイビーが伝っていくような、リアルな光景をそこに作れるのではないかと、だんだんアイデアが固まってきました。

 まずは、壁紙購入のため大型店のDAISOへ。レンガと言えば赤茶ですが、友人の部屋の床の色がダークブラウンですので、部屋の圧迫感をなくすために白タイルを選ぶことにしました。
 まだ友人の家に何も搬入されていないので、足場も購入。ボックスにもなっていて座ることもできるという収納付き椅子です。壁紙シールを伸ばすのに、窓清掃用の「スクイージー」も購入しました。


 
 さて? まずは壁紙を貼るところから。まだ電気ガス水道が通っていないため、ランタンでの夜間作業です。とりあえず、壁紙を貼ってからアイビーのディズプレー方法を考えることに。




 友人の部屋はリフォームをしているものなので梁がでています。そこでこれを活かし壁紙を貼ることにしました。ベストは壁紙を切らずに使うこと。意外と梁全体をカバーするよりも、梁の半分だけのほうが天井が高く見え、梁の圧迫感が逆に減ることを発見しました。そのまま5枚使いました。
 壁紙は特に難しさはありません。最初の一歩が肝心で、そこが正しい位置になれば、あとは後ろのシールをはがすだけ。もともとレンガというものはボコボコしているのですから、製品の折り目もそんなに気にならずに貼れました。

 そのあとアイビーです。私の頭の中のイメージは、壁紙のレンガに沿ってアイビーが伝っている感じです。友人は私の部屋のように縦に垂らしたいと言っていましたが、その奥が抜け感がある場合は、現実的にありですが、アイビーは壁があった場合、そこに伝っていく性質があるので、ここはレンガに沿って配置したほうが、より自然かなと思いました。ということでやってみると、イメージ通りいい感じになりました。






 アイビーは画鋲で止めています。フックがついているという画鋲も便利です。というのも、このアイビーを横に配置する場合、針金がバネの用になってなかなかまっすぐになってくれないので、フックが役に立ちました。

④の図は、アイビーがより自然に見えるように、1枚1枚を手前に立たす作業をしています。この整える作業がとっても肝心です。息吹を与えていきます。毎日ベランダのアイビーを眺めているので役に立ちました。



 壁紙を貼るところから計3時間で完成です! ランタンで照らして。明るいところで見てみたいですが!

 この下に、すでに持っているというグリーンのソファーが来る予定です。この反対側の壁にはエッフェル塔のステッカーが貼られています。真ん中はプロジェクタースクリーンになるように、壁を開けています。彼女もテレビを観ないので、リビングにあまり生活感もでなさそうで、お好みの感じにだんだんと仕上がってきていることを喜んでいました。



 10年前に私の友人が私の壁にアイビーをディスプレイしてくれました。そのときは「私にはこんなことできない!」と思っていたのですが、10年経過してできるようになりました。日頃の観察眼がつくづく大事だなと思います。今回友人に頼まれたことで、また自分のできることが増えてうれしいです。

 来週は、私がインテリアアドバイスをした「プロバンスのホテル」になったであろうクライアントさんの家を訪問してきます!