映画『リコリス・ピザ』鑑賞。

 英会話の先生はまだ見てないのだけど、ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作、2021年の映画、の『リコリス・ピザ』をオススメされたので、映画館で鑑賞してきました。何の情報もありませんでしたが、ショーン・ペン、ブラッドリー・クーパーがちょい役として出ていたのもびっくりです。巨匠の証です。個人的には、ブラッドリー・クーパーのあの髪型が一番面白かったかも。(笑)

 ストーリーは、1970年代ハリウッド近郊。子役をしている高校生男子が、学校の写真撮影の行事で撮影のアシスタントをしていた10歳年上の女性に一目ぼれ。15歳に告白されるなんて、相手にならないでしょう。しかし、彼はぐいぐいと彼女にアプローチ。当然恋人にはなれずでしたが、高校生にしてはなかなかやり手のため、次第にビジネスパートナーへ。いつか恋人になれるのかしら?

 昔の映画と思うような映像の色。映画の中は1970年代そのもの。電話のリンリン鳴り響く音が懐かしい。ワンピースのミニスカート、厚底サンダル。トップスの下は下着付けてなさそうだし、ロングヘアーのセンター分け。高校生の男の子はロン毛。そんな二人は、美男美女でもない。

 二人は、周りにビジネスパートナーと言いつつも、いつも心の中にはお互いのことがやっぱり気になっている、不思議な距離感。いろいろな展開に巻き込まれていきながら、お互いのことを深く知り、二人の関係が出来上がっていくというようなところが、見どころでした。二人の距離が近づくかもしれない134分が、あっという間に駆け抜けていきました。

 映画の背景にいろいろなことがありそうなので、これからYouTubeなどもチェックしていきたいです。どんな音楽が流れていたのかも確認したいし、主役の女性は歌手みたいですし、本当の両親や妹も出演していたとか。 

 東宝シネマズデーだったので、結構年上のおじさまが多かったです。胸キュンとは違う、恋愛映画だと思うのですが、なんとなく男性が好む映画なのかもしれませんね!(笑)