『フランス人は10着しか服を持たない』感想

 ローランドさんが、価値観が変わった本としてお薦めしていた『フランス人は10着しか服を持たない』を読みました。タイトルからして断捨離の本かなと思ってしまいそうですが、内容はフランス人の暮らしについて、筆者が留学のホームスティ先で感銘を受けたことが、綴られていました。

 Paris旅行へ7回くらい行ったのもあり、本の描写が私の脳内でクリアにイメージとして湧き上がってくるので、Parisに住んでいる気分にもなり、気持ちの良い読書の時間となりました。

 やはりParisgが好きで何度も足を運んだだけあり、自分の部屋がいつも片付いているのは、この本の中のパリの家族と同じだなと思いましたし、Parisの人は子供のころバレエをやっている人が多いのもあるのか、全員姿勢がよく見えるんです。姿勢のことについても書いてありました。

 そしてタイトルにあるように、10着を着まわしているということ。なぜか、ボーダーやドッド柄のスカーフをしている人をよく見かけるなぁと思っていたのですが、もしかしてそれは定番として、少ないワードローブの中の必須アイテムになっていたのかなと想像してみたり。実際にカリフォルニアに住んでいた筆者が、パリ16区のおうちに住んで見てきたことだから、旅行者ではそこまで知るよしのないことばかりで、楽しめました。

 Parisは古い建物が多いので、エレベーターがついていないところが多く、普段から階段をあがったり下がったり、お買物へ行くときも、毎日必要なものを個人でやっているお店に寄りながら、お買物しているそうです。だからアメリカ人ほど、ジムに行っていない人が多いそうです。日本もジム人口は少ないですけどね。

 本を読みながら、もう少し物を選定してもいいのかなと、思わされるところもありました。特に洋服についてです。コロナ禍でTシャツくらいしか服を買わなくなりましたが、ポストコロナに向けて、コーディネートの見直しはしたいなと思わされました。

 この著者の方のYouTubeチャンネルも視聴してみました。わかりやすい英語だったので、勉強にもなります。


 このほか暮らし系の本として、ローランドさんが『森の生活』という本もおすすめしていたので、読んでみようと思います。両方とも翻訳本というところがいいですね。ワールドワイドな読書をしていきたいです。