今日で3日目のトレーニング。しかし教えたはずなのに、なぜか、振り出しに戻っているという事態‥‥。ことちゃん、ゆめちゃんよりも浸透がゆっくりのタイプです。でもわかりますよ、私もそういうタイプで、進歩したはずが、戻ってしまうのです。多分、注意するポイントがたくさんありすぎて、訳が分からなくなっているでしょうか。しかも、筆が新しくなっていました。妹が書いてみると、新しいから毛が抜けやすいことが発覚。ですので、慣れた筆に戻したところ、ちょっと戻ってきました。弘法筆を選ばずですが、凡人筆を選びます。(笑)
細かいところも確認です。右止めと右角がしっかりできていなかったので、筆の運び方を一緒に書きながら体に覚えてもらいました。一緒にやることで「わかった」という感覚を感じたようでした。
気分転換にお風呂に入ってもらい、また再開。ここから変化がはじまりました。まず、お手本を妹が再度書き直してくれました! 改めて私もどこを注意するか? YouTubeでプロのものを確認です。ラストスパートはスパルタモードへ。
「いまから、スパルタで教えてもOK?」
「スパルタってなに?」
「厳しく教えるってこと」
「うん、そうしてほしい」
「今まで、あまり厳しく言わなかったからね」
ということで、すぐその場でチェックポイントを言うようにしていきました。明日の本番でも再現できるように、最初3点確認してからスタートするよう、ポイントをまとめて伝えました。
①墨をしっかり入れておく。
②下敷きの位置の確認。
③お手本を紙の高さに合わせる。
書きながらトレーニング実況中継していきました。筆を入れる位置だったり、下敷きも文字に合わせて、紙の配置を変えるとか細かいところもです。よくできたところは、その場で褒めていきます。本人のやる気も引き出せていたようで、自分から「もう一枚書く!」と言ってきました。
隣でせいちゃんが、助手の働きを見せていました。床に墨が飛んでいたところを、ティシュで拭いたり。私がことちゃんに注意したところをせいちゃんが覚えて、私の代わりに実況中継しようとしたり。(笑) 弟にもいい影響を与えていたようですね。
タイププラスでの撮影もしました。撮影していると思うと、集中力がちょっと違うんですよね。
書きながら、どこを注意するか? 自分でもわかってきたようです。そして、慎重に筆を運べるようにもなりました。右止めの筆運びも上手になりました。
左は1/1に書いたもの。右が本日です。「正」がまっすぐかけるようになり、全体のバランスがよくなりました。そして書初めらしく、のびのびと書けました。
最初はどうなることかと思いましたが、確実に上達することができたと思います。クラスで2名金賞が選ばれて、銀賞、銅賞はないようなので、賞レースは難しいですが、本人の中で上達がかなり見られたので、いい体験になったのではないでしょうか! おばさんとしても、最初から比べると、かなりの上達を見せてもらったので、教え方がいいのかな? と勘違いしてしまいそうです。(笑)
いいお正月を過ごさせてもらいました! 子供と触れ合う時間って、改めてとても大事ですね。親だと思わず反発したくなりますし、先生だとちょっと恐れ多いですし、そこへいくと、おばさんが教えるというのは、いいポジションじゃないかと思います。世間のおばさん、おじさん、子育て頑張りましょう。(笑)
ことちゃんの本番が、全力を出し切れますように!
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