小3 姪の書き初めスパルタトレーニング③

 コロナ禍のため、冬休みが短い小学生。明日、ことちゃんは書初め大会だそうで、おばさんは最後の特訓のため、夜に実家に呼ばれました。

 今日で3日目のトレーニング。しかし教えたはずなのに、なぜか、振り出しに戻っているという事態‥‥。ことちゃん、ゆめちゃんよりも浸透がゆっくりのタイプです。でもわかりますよ、私もそういうタイプで、進歩したはずが、戻ってしまうのです。多分、注意するポイントがたくさんありすぎて、訳が分からなくなっているでしょうか。しかも、筆が新しくなっていました。妹が書いてみると、新しいから毛が抜けやすいことが発覚。ですので、慣れた筆に戻したところ、ちょっと戻ってきました。弘法筆を選ばずですが、凡人筆を選びます。(笑)

 細かいところも確認です。右止めと右角がしっかりできていなかったので、筆の運び方を一緒に書きながら体に覚えてもらいました。一緒にやることで「わかった」という感覚を感じたようでした。

 気分転換にお風呂に入ってもらい、また再開。ここから変化がはじまりました。まず、お手本を妹が再度書き直してくれました! 改めて私もどこを注意するか? YouTubeでプロのものを確認です。ラストスパートはスパルタモードへ。

「いまから、スパルタで教えてもOK?」

「スパルタってなに?」

「厳しく教えるってこと」

「うん、そうしてほしい」

「今まで、あまり厳しく言わなかったからね」

 ということで、すぐその場でチェックポイントを言うようにしていきました。明日の本番でも再現できるように、最初3点確認してからスタートするよう、ポイントをまとめて伝えました。

①墨をしっかり入れておく。

②下敷きの位置の確認。

③お手本を紙の高さに合わせる。

 書きながらトレーニング実況中継していきました。筆を入れる位置だったり、下敷きも文字に合わせて、紙の配置を変えるとか細かいところもです。よくできたところは、その場で褒めていきます。本人のやる気も引き出せていたようで、自分から「もう一枚書く!」と言ってきました。

 隣でせいちゃんが、助手の働きを見せていました。床に墨が飛んでいたところを、ティシュで拭いたり。私がことちゃんに注意したところをせいちゃんが覚えて、私の代わりに実況中継しようとしたり。(笑) 弟にもいい影響を与えていたようですね。

 タイププラスでの撮影もしました。撮影していると思うと、集中力がちょっと違うんですよね。

 書きながら、どこを注意するか? 自分でもわかってきたようです。そして、慎重に筆を運べるようにもなりました。右止めの筆運びも上手になりました。

 左は1/1に書いたもの。右が本日です。「正」がまっすぐかけるようになり、全体のバランスがよくなりました。そして書初めらしく、のびのびと書けました。

 最初はどうなることかと思いましたが、確実に上達することができたと思います。クラスで2名金賞が選ばれて、銀賞、銅賞はないようなので、賞レースは難しいですが、本人の中で上達がかなり見られたので、いい体験になったのではないでしょうか! おばさんとしても、最初から比べると、かなりの上達を見せてもらったので、教え方がいいのかな? と勘違いしてしまいそうです。(笑)

 いいお正月を過ごさせてもらいました! 子供と触れ合う時間って、改めてとても大事ですね。親だと思わず反発したくなりますし、先生だとちょっと恐れ多いですし、そこへいくと、おばさんが教えるというのは、いいポジションじゃないかと思います。世間のおばさん、おじさん、子育て頑張りましょう。(笑) 

 ことちゃんの本番が、全力を出し切れますように!