本日の夜、1D1U kit 第一便の郵送が終わりまして、昨日のいけばなの花材をゆっくり眺める時間ができました。明日の朝にでも生けたいと思います。
昨日はいけばなのお稽古で、先生がいけばなを教えようとしていないことにようやく気付きました。毎回、同じことばかり言われますし、剣山を使った基本形ばかりをやっています。自分がいける時間よりも、私以外の生徒と師匠が話しているのを聞きにいったりする時間のほうが多いです。自分で生けるのは、家でやるべきことなのかもしれません。
それでお稽古が終わると、ロビーで先生のいけばな人生の話を聞きます。同じことをお話ししていることもあれば、新しい話になったり、そういう時間を過ごしていると、自分がそもそもいけばなを習おうと思ったのは、そういう話を聞きたいから、だったことにも気づきました。
習得のスピードは人それぞれだけれど、3年くらいしたら結局同じくらいになるというのが、これまで50年間教えてきて感じていることみたいです。なので、私はまだ面白いところまで正直いっていませんし、いけばなに限らず、何を学ぶにしても面白いと思えるところまでいくのに時間のかかるタイプなので、そういう人はただ続けていればいいと思うし、先生もそのようなお考えのようでした。英語の習得もそうです。なかなか英語脳になるのに時間がかかりました。でも回数と時間が解決しました。
先生は「波動」の話を良くします。女優さんも帰り際に、「先生は波動、波動っていうよね。わかる気がする。(笑)」と私に話してきました。生ける人がいい波動を持つことが、伝わるものになるということ。先生も「いけばなやっているのよ」と言わずして、独特の波動を出していらっしゃったから、私は話を聞いてみたいと思ったわけです。そういう人間を育てることを、いけばなをツールとしてやっているのだそうです。
また、「自分の中の子供を育てなさい」と師匠は毎回のお稽古で言います。インナーチャイルドという言葉も知っているからそうだなと思いますが、私は自分の中の子供を育てているのか? 今は、よくわかりません。
「あ、お花!」
女優さんが、両手を振って歩いていたので気づきました。
「あ! 忘れた! じゃーねー!」
「お疲れさまでした!」(笑)
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