★Day 5 スイス氷河特急で、ランドヴァッサー橋通過。

   7時起床。朝食は卵は、パンとフルーツポンチとヨーグルトだけにしておきました。ゆで卵がパサパサという情報が入りましたので。(笑) 

 昨日行った教会へ、朝に行ってみたくなりました。8:00ころでしたが、ドアも開いており、中に入れました。誰もいない静かな教会。スピリチュアルカウンセラーが、「前世はスイスとか山の中の教会で牧師だったようですよ」と、スイスに行こうかなと思ったその日に告げられ、シンクロしたので、それを信じてみた場合、(笑) 感慨深いものがありました。「多くの人を助けられる私になりたいです」と神様に伝えました。


 求めよさらば与えられん。

 教会の外に出ると、三毛猫発見です。しゃがんで視線を送り、こちらにおいでと猫招きをすると、こちらに猫はやってきて、私の足元ですりすりしてきたので、早速猫の毛づくろいのお役に立てたようです。インスタに猫とのセルフィーをアップすると、三毛猫のプロフィールの人に「いいね!」を押されました。世界の誰かが見ている!


#switzerland #fountain

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 さて、今日のメインは「氷河特急」です。移動のバスの中から、よく赤い電車が走っているのが見えていて、プラレールのよう。遠くから眺めているだけで癒されます。今日はあれに乗るわけです。
 私たちが乗る駅まで、バスで峠を越えて行きます。車2台がぎりぎり幅しかなく、崖っぷちです。運転手の熟練された技に感服するばかり。

 峠の一番てっぺんのFurka Pass で休憩となりました。駐車場にマーモットがいました! 写真を撮るために用心深く近づいて、「モーマット招き」をすると、わたしのほうにやってきて、「おて」をしました。(笑) 同じツアーの人が、「若い人のところにいくのよね」と理由をつけていました。(笑)アルプスの珍獣と言われていますが、人懐っこいモーマットです。

#switzerland

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    それにしても、スイスのトイレはどこでもきれいです。山でこのクオリティは、水量が豊富だからでしょうか? 本当にありがたい!


 今度は上ってきた峠を下ります。白、ピンク、黄色の高山植物が咲き乱れ、上のほうには氷河、目の前には、ヤギや牛。こげ茶色の山小屋、遠くには集落が。必ず集落の中心には時計つきの教会も見えます。峠では、自転車で登ってくる人たちにもすれ違いました。自転車以外にも荷物をいっぱいぶら下げている人がいて、漕いでも、漕いでも、1秒当たり2メーターくらいしか進まないのに、挑戦するという、ストイックなスイス人の一面も垣間見ました。


 予定よりもちょっと早く氷河列車の駅「Andermatt」に到着しました。20分間フリーになったので、あたりをちょっと散策することにしました。ツアー旅行なので時間が本当に限られてしまいます。逆にもういいんじゃないか?と思うほど長い時間もあります。

 駅の目の前に近代的な山小屋風デザインの建物があったので、敷地内に入ってみることにしました。すると、そこはラグジュアリーホテルだったのです。Barには高級なソファーがあったり、調度品的なものが飾られていました。これから長距離ですし、化粧室もあったので入ってみると、生まれて初めてと言っていいほどのインスタ映えする化粧室! インスタにトイレをアップしてしまいました。(笑) 1室2畳分くらいあるのです。ツアーにいると、ツアールートからちょっと外れた発見をすると、なんか得した気分になります。


■アデルマット~フィリーズ間を行く、約4時間の氷河特急の旅。

 お昼は電車の中でということで、ハムサンド、チーズサンド、りんごが渡されました。もしツアー旅行でなかったら、氷河特急名物のスイス料理を満喫してみたかったですが!

 車窓から見える7月の風景は、高山植物が咲き乱れ美しいです。まさにハイジの世界に入っていきました。高原に放牧されている動物たちは、全く彼らはこちらを気にすることなく、草を食べたり、ゆっくり休んだりしていましたが!

   だんだんと野原から、滝や川が見える景色と映っていきました。世界一遅いといわれる特急列車は登ったり、降りたり、くねくね行ったり、この鉄道を設計して、実際に作った人たちは本当にすごいと思います。スイスにいると、そういう人が作ったもののすごさに圧倒されることが多い気がします。東京にいても、あっという間に高層ビルが壊され、新しいビルができる…などの景色もよく見ていますが、スイスの山に道を作るというのは、土砂崩れもあるかもしれないし、その出来上がった道を列車に乗って、贅沢な時間を過ごさせてもらっているのです。

列車の走行しているところの標高がわかる図。



■ランドヴァッサー橋

 列車を降りる駅の手前に、よく写真や映像で見る、ランドヴァッサー橋通過があります! まさにそこは旅のハイライト! 自分の席からどのアングルで撮影したらいいんだろう? と、20分くらい前から皆さんソワソワし始めました。右の窓からカーブが見えるというで、人がワッサーと右側によっていきます。何度か似たようなカーブがあると、予行練習をしてみたり、たった1分、列車の全員の目的がそこに向かっていました。なんなんでしょう、この緊迫感!

 私は、左手にiPhone、右手に一眼レフを持ち、今か今かと待ち構えていました。きっと、私たちが撮った写真を人に見せても、「うまく撮れなかったね」と評価されると思うのですが、実際にその橋を通過する車内から撮る人にとっては、「意外とうまく撮れた!」と思うに違いありません。(笑) たった1分間の出来事でしたが、時間がものすごくスローモーションに感じられました。意外と落ち着いて、動画も写真も撮れていました。 



 橋の上のショーが終わり、フィリーズ駅に到着。変なテンションになっていましたので、(笑)すぐに動画にまとめ、1時間後にはYouTubeアップして、旅の記録を残しました!

 フィリーズから今度はバスでチューリッヒへ。

   今夜の夕食は、チーズにじゃがいもです。飽きますね。しかし、もし一人旅ならば、毎日オニオンスープとフランスパンみたいな感じでも、自分で選んで買った感があるから、安く上がったとか、その国らしさ満喫できた! で結構楽しめたのではないかと思いますが、ツアーになっていると、自分で食事を選べない分、文句になりがちですが、毎日気楽に過ごしているので、どんどん肩凝りがなくなっていきました。この旅行中、身体が完全リラックスできている気がします。