②ニース~シャガール美術館~ヴィルフランシュ・シュール・メール
~エズ
ニースの朝市は、お花や野菜、石鹸、絵画などが売られていました。大きな花束でも15ユーロ。薔薇、チューリップなどが目立ちました。家にどれだけお花を飾れるのでしょうか!画家が絵を描きながら作品を売っていました。欲しい絵がありましたが、やはり持って帰るとなると大変そう。残念。
~エズ
ニースの朝市は、お花や野菜、石鹸、絵画などが売られていました。大きな花束でも15ユーロ。薔薇、チューリップなどが目立ちました。家にどれだけお花を飾れるのでしょうか!画家が絵を描きながら作品を売っていました。欲しい絵がありましたが、やはり持って帰るとなると大変そう。残念。
今日の目的は、まずはシャガール美術館です。バスに乗るのは初めてのこと。事前に、メルマガの読者の方で、ニースに住んでいるN子さんが、グーグルマップで、お勧めのレストランや場所、バス乗り場、電車乗り場などの印のついたものを送ってくださったので、iPhoneの地図と照らし合わせながら歩いていました。やがて、中心街とみられるマセナ広場へと到着しました。
★シャガール美術館へ
さあ、バス停を探さなくては。再びマップを開き今度はピンポイントでバス停を探しました。シャガール美術館へはバスで10分。22番のバスに乗るのです。上下線とありますから、反対に乗ってはいけないと、22番のバスが見えたのですが、1台見送ることに。微妙に地図とも違うので。おそらく、22番の反対側のようです。再びバス停へと歩き出すと、先ほど朝食の際に出会った母娘さんたちに会いました。彼女たちは、今日はニースの散策のようでした。地図を注意深く見て、そのバス停かなと思われるところのバス停の案内を見るともう一か所22番とありました。シャガール美術館まで行きそうです。
すぐにバスが来ました。バスのチケットの買い方は、前の人を参考に。1ユーロ出すと券をくれて、それを通すところがすぐにあるので刻印します。困ったことに、「次は・・・駅」と言いません。なので、あらかじめバスの何個目かをたまたま数えていたので、どうにか分かりました。バスを降りる時も、日本のような「次とまります」ボタンも見当たりません。よくよく見ると、出口のところに2か所くらい、小さな赤いボタンがありました。初乗りはかなり不安でしたが、無事に到着しました。
シャガール美術館は、ガイドには、6.5ユーロとありましたが、9.5ユーロと言われました。どこかの案内で、多くとられたとかのコメントがありましたが、これは、音声ガイド付きだからでしょうか。日本語のガイドもあり、パスポートを提示すれば、受け取れます。
宗教画を集めた美術館でした。作品数は、そんなに多くありませんでしたが、シャガール美術館には、いつか行きたい!と、大学生の頃から思っていたので、念願が叶いました。紫と青のコントラストが美しいこの絵に惹かれました。
帰りのバス停は、反対側のほうにありました。またすぐにバスが来ました。マセナ広場の方に戻り、今度は景色が美しいというヴィルフランシュメールへ行ってみることに。国鉄にのり2駅とガイドにありました。その辺に走っていたトラムの乗ってみることにしました。路線図を見ると、どうやら国鉄までつながっているようです。販売機にて、1ユーロでチケットを買い、トラムに乗りました。が、これはタダ乗りもできてしまうような適当さで、自分で刻印するマシンへ投入するシステムです。後で聞いたら、たまに抜き打ちチェックマンがいるようですので、刻印忘れに注意が必要とのこと。
国鉄の駅に着きました。ニースヴィル駅です。私が行きたい駅は、ヴィルフランシュメール駅。路線図を見ると、確かにあるのですが、切符を買おうとしても、フランス語表記でわからないし・・・。30分くらい粘りましたが、あきらめて、やはり慣れたばかりのバスにすることに。また、トラムに乗って先ほどの場所のほうへ帰ります。トラムの路線図を見ると、バス乗りかえについて、細かく表記してありました。今度乗りたいのは81番バスなので、そのあたりに近い駅で下車しました。81番の上下線のバス停を間違えのないように気をつけて行きました。すると、すぐに81番のバスが停車していました。
★ヴィルフランシュ・シュル・メール
81番のバスで、Octrio下車。10分くらいでつきました。結構な坂道を登ります。右手には、地中海の海の絶景です。あまりにもくねくねしていたので、ちょっと酔ってしまいました。運転も荒い・・・。あすは酔い止めを買おう。
ガイドブックに掲載されていたビューポイントからの景色がなかなか見つからなかったのが惜しかったと思いましたが、高台がありました。穏やかな海に白いヨットが何台も浮いていて、豪華客船のような大きな船が、沖のほうにゆっくりと進んでいます。
快晴の空から海のほうに照りつける太陽がまぶしくて、海面がきらきらとしていました。やはり、日本ではここまでスケールの大きな海、山を同時に見ることはできないと思います。あの客船も。ここに何時間でも佇んでいたくなりました。
街のほうへも行ってみたくなりました。傾斜のある坂道を登ります。観光地すぎず、ひっそりとしていました。
次のメインイベントに、エズがあるので、1時間くらい観光し、また先ほどのニースのほうへ一度戻って、バスの乗り換えをしなくてはなりません。ニース行きのバス停がなかなか見つかりにくく、どうしようと迷っていたら、同じように迷っているおじさまもいらっしゃって、「私も分かりません」と答えた割に、きっと反対側のもっとニースよりにあるに違いないと確信して、バスで来た道を200mくらい戻ったら、やはりありました。お金を用意していたら、すぐにバスがやってきました。
今日はバス運があるようで。また、くねくねの道を10分くらい戻りました。
エズ行きのバス停へ行くと、バスがもう来ており、大勢の人たちが乗ろうとしていたので、時間稼ぎになり、私も乗ることができました。
★ニースからエズへ
南仏特集のFIGAROのなかで、一番行ってみたかった場所、ニーチェゆかりの場所でもあるエズ。海抜400メートルからの海と崖の絶景らしいのです。
ニースからは、82番のバスで、20分くらいの道のりです。
エズに着いた時、今日はランチをとる暇もなく、バスを乗り継いできたので、すぐのスーパーでリンゴを買って食べました。日本のリンゴほど大きくないし、種類もたくさんあるので、美味しそうなものを選んで買いました。農薬に関してうるさい国のようなので、そのまま食べてしまう人が多いとか。私は、ウエットティッシュで拭いてからです。結構甘味がありました。空腹時のリンゴだからなおさらおいしい。
エズの絶景ポイントは、海抜400メートルの植物園から見る景色とガイドブックにあったので、みんなが進んで行く方向へと紛れ込むように歩いて行きます。
400年前のお城がそのままホテルになったホテル、シャトーエザや、ギャラリー、ショップなどが軒を連ねます。石畳の道に昔の面影そのままの建物。建物と建物の間から見える海、空が見えるとついつい止まって写真を撮ってしまいます。
そのまま登り続けていくと、植物園に着きました。サボテンなどがある場所です。5ユーロを支払い、さらに上ると、信じられないような風景が目の前に広がりました。
もうこの旅行のメインディッシュになったかのような勢いで、ため息です。ツアーではなくてよかったです。好きなだけいられるので。
どこかでお茶をしたくなりました。下がりながら先ほど通らなかった道も行ってみたり。ちょうど紅葉の季節でもあるので、建物に絡んだ葉っぱが真っ赤に染まっている建物がありました。割と人通りが少ないところだったので、三脚を使って1枚。
シャトーエザは、要予約なので、他にも絶景スポットはないかとうろうろしていると、素敵なカフェテラスを見つけました。途中カフェが3つくらい中腹にあってそこでも雰囲気悪くなかったのですが、海が見えるところにこだわり、探してよかった。入口の方に、メニューが書いてあったので、中の人に聞いてみると、入れるとのことで中に入りました。
どこのテーブルに座っても海が見える絶景にかわりはないのですが、私的に一番の席を見つけました。コーヒー(7ユーロ)をオーダーし、ここに1時間くらい佇むことにしました。
★Chateau de la Chevre D'Or のテラス席
何も考えずに浸りました。海とブーゲンビリアは、去年の与論島でも体験しましたが、あれは、予行練習だったのかも。今回は、本当に何も考えないでそこにいました。ニースから簡単にバスで来られる所だから、また絶対に行きたいです。
今度はシャトーエザに泊まるとか!
エズもだんだんと夕暮れ時になってきました。
シービューの部屋からの夕焼けも間に合うように、18時頃、バスでニースのほうに戻りました。帰る人たちでいっぱいです。
ホテルに帰り、チェンジした部屋のバルコニーへ直行です。たった70ユーロでこんなに違うとは!ベッドもバスルームもこちらの方が新しいようでした。
バルコニーで夕焼けを満喫しました。
20時になったらロビーで、メルマガの読者の方のN子さんと待ち合わせです。
旅行前にいくつかやり取りをさせていただいたので、お食事でもと思っていました。
N子さんは、ゆっくりフランス語を学ぶためにパリよりもニースに来たようです。1年の予定が、彼ができて、来年結婚の予定で、もう4年住んでいるとか!何にもフランス語が分からず、むしろ英語のほうもあまりだったそうで、いきなりフランス語をフランス語で教わったという、すごい勇気ある人です。でも、かわいらしい女性でした。
N子さんお勧めでホタテのリゾットをいただきました。
ご飯ものは本当にほっとします。
明日の予定の相談にも乗っていただき、サンポールがいいのではないかということで、400番のバス停も教わりました。酔い止めについても、あとからフランス語を調べて、メールで送ってくださいました。それに、明日夜のモナコ移動の際、国鉄の切符の買い方も教えてくださるそうで、本当に助かります。国鉄リベンジです。
明日はサンポールとヴァンスへ。
■追記 (2012/4/3) ニース在住の知人から頂いたニース周辺の地図です。
エズ村へ行くバス停なども書いてあります。
ちなみに地図の右上のほうです。
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