マネとモダン・パリ @三菱一号館美術館

4月に丸の内にできた新しい美術館、三菱一号館美術館へ

行ってきました。

明治時代を思わせる茶色の煉瓦の建物。

薔薇の咲き乱れる中庭。6月ならではの光景です。

かなり混雑していました。こぢんまりとした美術館です。






中庭のテラス席ありのカフェが、60、70代の方々で満席です。

ベンチに友達どうしで仲良く座られているの方も。

写真を撮るアングルも全く気にせずに、隣に絶対に私が

うつっちゃうよぉ!というのに、シャッターを押す方も。






いつも平日の美術館に行くので、90%がご年配の方なのです。

やはり、若い人よりも行く率は高くなるのでしょうか?

なぜだろう?日本ならではの光景かもしれませんね。






さて、記念すべき最初の展示は「マネとモダン・パリ」です。

Edouard Manet (1832-1883) フランス・写実主義・印象派






マネだけの展示は初めての鑑賞でした。

それもそのはず、マネだけのクローズアップした展示会は

ほとんど行われることがないそうです。

51歳で生涯を閉じ、作品を借りられることも難しいからだそうです。

新しく美術館をスタートする船出だからこそ

マネを選んだと美術館のHPに書いてありました。



黒を使った独特のセンス。

扱う題材も個性的。

批判もたくさん受けてきた。

モネやルノアールよりも前の画家なのですが、
いわば新旧の開拓者みたいなところも担っていた人物だそうです。


美術館へ行くたび、評価されている作品に触れる度、

勝手に身が引き締まる思いです。



* * * * *


先日、写真家の方の実験撮影で被写体をしましたが、

彼女が、「写真をアートとして撮る」という結論に達したそうです。

絵画をみていると、画家が好んで描いていたモデルというのがいます。

マネのモデルは、ベルト・モリゾ。(TOPの写真の絵の女性)

アートという発想をした彼女もモデル指名して

彼女の好みの場所を選んで撮影をしたというのも

画家のする行動と似ている感じがしました。







これらの写真は結構ブラックが効いて、マネの雰囲気漂っているかも。

今日の絵画鑑賞がここにつながったかぁ・・・と

ジムでストレッチポールを背中でクルクルしながら納得したのでした。



今日は、DVD観賞もしたので

自分的に面白かったところをお仕事ブログに書いています。

→ ティンカー・ベルと月の石 「フクロウとテレスの相談シーンについて」