午前8時過ぎに寮を出ると、少しひんやりとして、晴れた朝でした。駅へ向かう途中に見える噴水のある公園は、秋の色に染まりはじめ、公園にリスも住んでいるようです。
10分だけ早く家を出ると、電車がほんの少しだけ空いていることに気づきました。学生のころやサラリーマン時代は、朝の電車は眠く、たまには憂鬱なものでしたが、今の私にとっては、今日はどんな進展があるのだろうか?と、1日1日が経過するごとに、何かしら成長できることに期待ができるようになり、先週のセッションで、「わたしのすごろくには、ふりだしのもどるがない!」と、ちょっと豪語してしまったのですが。(笑)そんな風に感じてます。ちなみに、前日に姪っ子とすごろくをしていました。
まだ誰もいな教室。そういえば、一番乗りに教室に入ること、小学生のころの私の習慣でした。バス通学をしていたので、少し早目に家を出ていたのです。遅れることが何しろ悪いことのように感じて。今回も早めに寮を出ているので、一番乗りですが、今回の意味は自分のセットアップのためです。授業にすぐに集中できるように。
さてクラスが始まりました。毎日通う人もいれば、休んだり、休憩明けの時間から来る人もいたりします。ほとんどこの日はリーディングのクラスで、「わかっている人はいるのに、私にはわからない…」という状況。少々つらい時間が流れていきました。しかし、よくよくクラスを感じていると、私だけでなく、全体的にも発言が少ない時間。先生もみんなから答えを引き出そうと、苦心している様子でした。
私にとって、リーディングが苦手なことがわかったので、何をしたらいいのか考えていましたが、例えば、ギャラリーへ行ったときに、英語の解説を読んでみるとか、普段から何気にできることも少なくないのかなと思いました。日本にいても、興味のある分野の英語のサイトを読むこともできます。今まであまりそういったことはしてこなかったので、これから取りれようと思いました。
授業が終わり、カフェテリアで昼食を済ませて、学校の近くにあるCoventGarden付近を散策してから寮へ戻ることにしました。そのあたりはお買い物ゾーンですが、やはりParisに比べると、今のところ入りたいと思う店になかなか出会えません。しかし、ロンドンの楽しみは、もっと違うところにあるのかなと思い始めています。
夜になると店の外で、立ち飲みして盛り上がっている様子をよく見ます。お酒は、普段からほとんど飲まないので、残念すぎます。もし好きだったら、メニューを読む楽しみもできるだろうし、好きな雰囲気を見つける楽しみもできるだろうし!
夜は、ロンドンのクライアントさんと夕食を食べることになっていたので、Oxford Circus のほうへ向かいました。
今回、そのクライアントさんから、トークイベント開催のご依頼をいただいたのです。「何人集まったらできますか?」とのことで、最少5名にしていたのですが、たった10日間くらいの募集期間で、言っていた通りに5人集まりました。その過程にはハプニングもあり、クライアントさんが最初にアナウンスした日付は、誤って私の帰国する日にしてしまったのですが、日付の関係でおひとりがトークイベントは出られなくなり、対面セッションにご変更になりました。また、直前に欠席になった方がいらしたと思ったら、ちょうど他国の方がロンドンに来ているので、参加することになりましたとか、パズルが組み合わさっていくかのように、すべてがベストなタイミングではまっているような巡りあわせです。以前ならば、まだ人数が足りないとか、やや引きずってしまうこともありましたが、今は、「空いたところに入れる人がいるだろう!」という感覚なのです。色々なことに焦る必要もなく、すべてうまくいくようにできている気が、いよいよ100%してきました。結局はこれでよかったという感覚は、過去から持ってはいましたが、すでに何が起きようとも、いつもBob's your uncle!になるような思考回路になってきたようです。
今までは、思い通りならないイライラ感を持っていたこともありましたが、初めからそういうものだと思う反面、結局は信じている通りになるという風です。ロンドンではそういう自分の変化に気づかせる出来事がメッセージになっているかのようです。
こんなこともありました。出発直前の英会話で、"I'm pulling your leg!"と教えてもらったのですが、それがレベルチェックテストに出てきたのです。これにはびっくりでした。
さて、夕飯は「レバノン料理」に連れて行っていただきました!お店は大混雑!予約をしないとは入れないというのです。全く想像もつかないレバノン料理でしたが、こんな風です。
ケバブとか、ナンのようなものとか、日本でもどこかでは食べたことがあるもので、日本にあっても人気が出そうなお店です。おいしくいただきました!
★Yalla Yalla
帰りがけに土曜日のセミナー会場へ。会議室を借りるほどの人数でもないので、ホテルでお茶を飲みながらすることにしたのです。クライアントさんのお知り合いの方が行ってみたいというホテルになりました。最近できたばかりのエレガントでゴージャスな内装。
こちら、トイレの内装です!
違いに触れる毎日です。見るもの、聴くもの、出会う人が、毎日新しく、静かに私の内側に響いているように感じます。
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